2012年09月06日

ぬくもりに出会う。

ハイサイ!


沖縄県読谷村にあるふたつの琉球ガラス工房、

琉球ガラスの海風、
Glass Art 青い風、



そのネットショップ、

琉球ガラスの海風楽天市場店から、



営業部長の佐々木でございます。


暑さの中にも秋の風が混じり、
気持ちを詩人にさせる今日この頃の沖縄です。


勤めていた会社を休職し、
憧れつづけた沖縄に初めて来たのは2003年9月。
9年前のことでした。


当時私はコンピュータ会社に勤務していましたが、
このまま仕事をつづけていくことは無理だろうと
思い始めていました。


基本的にアナログ人間でしたので、
0か1かのコンピュータの世界がどうも馴染めなかったのです。
そんな風に思い悩んでいるうちに健康を害し、
医者から最低4ヶ月の自宅療養を要すると伝えられました。

医者にはかなり抵抗しましたが、
自分のためには療養も必要と観念し、自宅療養をはじめました。
この機会がなければ、沖縄に行くこともできなかったでしょう。


仕事は多忙を極めておりましたし、
家族からも、
「このままでは死んでしまうよ」と言われるような状況でした。

「最低4ヶ月の自宅療養を要する」

と宣告されたことがどれだけ救いだったか知れません。


初めて訪れた沖縄で、
私が求めていた「人のぬくもり」に出会いました。


琉球ガラス工房海風と出会い、
Glass Art 青い風の立ち上げにかかわることができた。

人生は捨てたもんじゃないな、と心底思いました。


結果的には、

コンピュータ会社に勤務していなければ、
ホームページを作る下地もなかったし、
ネットショップを始めるための知識もなかったので、
以前いた会社にも今では感謝しております。


ネットショップを始めた年に嫁さんと再会し、
翌年には結婚。

その翌年にはひまりの誕生、と
歯車ががっちりあっていくことを実感しました。


「人のぬくもり」を求めて
沖縄に渡ってきた私にはこれ以上にない宝物を
いっぱいいただいてきました。



先日も、
大阪のT様からひまりに贈りものをいただきました。
感激です。


ぬくもりに出会う。

ぬくもりに出会う。


添えていただいた絵に、
ひまり釘付け。


正座して
絵に向かってずっとおしゃべりをしていました。



また毎月のように、
中学、高校時代の級友が沖縄を訪ねてくれるおかげで、
たくさんの刺激を受けています。



その彼が、

「佐々木もいろいろあったけど、
 佐々木がいろいろあって沖縄にいるのは、
 ひまりちゃんに会うためだったんだよ」

と言ったことがありました。


子どもは未来からの使者、という言葉もあります。


我が子だから、というよりも、
「未来からの使者」を大切に育てていく機会を与えられたことに
殊更、意味深いものを感じてなりません。

ましてや、
憧れつづけ、人のぬくもりを求めつづけてたどり着いた沖縄で、
「ひまりに出会った」と考えると泣けてきますね。


そして、
ますます心の豊かさが求められる時代に、
沖縄の心を映し出す琉球ガラスに携わることができることは
本当に幸せなことです。


琉球ガラスを通して、
たくさんの方々と心を通わせていただけることに
感謝する日々です。


Posted by 琉球ガラスの海風 佐々木仁孝 at 17:27│Comments(1)
この記事へのコメント
昨日海風に行ってまいりました。
三年前にはじめてむら咲むらに行き、海風を知ってから毎年グラスを作って帰ります。
職人さんが変わらずいてくれたので会えてうれしかったです。
ガラスを吹いてくるくる回してる姿は、ほんとにたまらなく素敵です。
あの真剣な眼差しであのグラスができるんだな。と思うとグラスが更に輝きます。
で、また買ってしまいました。

これも一つのめぐりあいですね。

台風来てるしこのまま帰れなくなったら行きたいな。なんて。
Posted by 葵 at 2012年09月12日 21:26
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。